どうも、しいらかんすです。
この記事は理学療法士を目指す学生向けに記載しています。
さて、学生のみなさんは将来の勤務先を決める時期になってきました。
医療系、特にリハビリ部門の就職活動は、一般企業と比べて倍率は高くはありません。
しかし、都市部の病院や大学病院などでは、高倍率な病院もあります。
自分が行きたい病院の採用を取ることは、夢にみた理学療法士としての第一歩目になります。
では、採用を勝ち取るにはどうすればいいのでしょうか。
当たり前ですが、採用は面接ですべてが決まると言っても過言ではありません。
これを見ているみなさんは面接に向けて準備していることかと思います。
しかし、実際に面接がどのような流れで執り行われるのかは知らないのではないでしょうか。
知っておくことで、少しでも採用に近づくかもしれません。
そこで今回、実際の面接のおおまかな流れについて簡単に説明します。
希望の病院に採用になる一助になればと思っています。
面接の流れ
面接の一連の流れは以下の通りです
- エントリー
- 事前チェック
- 面接
- 面接後検討
- 採用・非採用通知
面接の前後に学科試験や小論文などの筆記試験がある病院も多いです。
では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
エントリーとは採用面接に応募することです。
一般的には、採用面接日までに応募期間が設けられていますので
履歴書を送付することでエントリーが完了します。
希望する就職先に応じて若干異なるかもしれないので確認をしておきましょう。
履歴書の書くポイントはまた別の記事でご紹介します。
事前チェックとは、学生・採用側どちらにも当てはまります。
学生としては、面接で働きたい意思を伝えなければなりませんので
その病院・医院・クリニックなどの情報収集は必須です
また、面接のパターンをあらかじめ聞いておくことも重要になります。
個別面接かグループ面接か、面接担当者は何人か。
面接担当者に関しては、聞ける範囲でいいでしょう。
人事担当のみなのか、現場の理学療法士がいるのかだけでもいいです。
事前に聞いておくことで対策ができますので、ぜひ聞いておきましょう。
採用側の視点でいう事前チェックとは、エントリー時の書類に目を通すことです。
履歴書や成績表を見て、その人物を事前に評価します。
誤字はないか、丁寧に書かれているか、内容はどうか・・・。
など、直接話さずとも見えてくるものがあります。
その辺を意識して記載しておくことがポイントになります。
では、実際に面接に行きましょう。
リハビリ職の面接でも一般企業の面接と相違はありません。
基本な作法を行えていれば問題ないでしょう。
これは後述しますので、そちらをご覧ください。
面接で聞かれる内容は覚えておくものとその場で対応するものに二分されます。
覚えておくものとは、病院関連のことです。
志望動機やその病院についての理解度、あとは履歴書に書いた内容などになります。
この辺は、事前に練習してスムーズに答えれるようにしておいた方がいいでしょう。
その場で対応するものとは、アドリブ系の質問が来た場合になります。
時事ネタや将来について、過程の話など、学生の本質に迫る質問をされる場合があります。
緊張から完璧に対応することは難しいでしょうが、
他の学生と差をつけるにはこの質問の返答がカギを握る場合もあります。
この手の質問の意図としては、プレッシャーがかかった際の反応を見ていることが多いです。
ですので、無理にかっこつけて答える必要はありません。
思ったことを率直に言うことが重要な気がします。
面接では、医療現場で働くということを忘れずに回答していきましょう。
ここが一般企業との大きな違いになるでしょう。
私たち医療人は、患者さんに対してサービスを提供します。
そのため、患者ファーストになる部分は少なからず求められるのです。
また、理学療法士は職能団体です。
技術職ですので、個人のスキルアップについても話が広がることが多いです。
- どのようなキャリアデザインを思い描いているか
- この病院に入って何をしたいのか
何となく入りたい人と目的を持った人では、後者を選ぶかもしれません。
面接が終わると、面接の結果を踏まえて合否の判断を行います。
ポイントとしては、
面接中の姿勢や表情、声のトーンなどの外見
発言の整合性、将来性、熱意などの中身
そこに、履歴書の情報や成績表の情報などが加味され、総合判定となります。
総合判定に至る過程は、採用人数に対する応募者数に応じて多少変化するところになります。
その病院の歴史が長く、スタッフ数も多く、採用人数も少ないのであれば、
よりいい人材を確保するために、成績の部分は考慮するかもしれません。
逆に、多くの人材を確保したい病院の場合、成績だけでなく、
面接中の情報をメインに考えることもあるでしょう。
つまり、採用試験を受ける病院の募集要項、事前の見学などで
その病院が採用に対してどのように考えているのかを
確認しておけば、ある程度把握することができます。
私見としては、人が採用を決めますので、やはり人間味がある学生を採用したいというのが本音です。
面接中の注意点
次は、実際に面接で気を付けるべきポイントについて解説しています。
実際に面接を行っている私が思うところをつづっています
あくまでも私、当院での考え方になりますので、一参考程度に見てください。
まず、順を追って解説していきましょう。
面接の最低限のマナーとして、部屋への出入りから着席までは、採用者の合図に従いましょう。
- ノックをして、返答の後に入室
- 入室後一礼し、座席に向かう
- 座席横で自己紹介(合図がある場合とない場合があるので臨機応変に)
- 自己紹介の後、着席の合図があるので、「失礼します」と言って着席
ここから面接がスタートします。
この一連の流れは、学内で何度も練習しておきましょう。
では、次に座り方です。
ポイントとしては、自信があるように見せたいので、
背を伸ばし、頚部が前方突出しないように下顎を引く意識が望ましいです。
下腹部に力を入れておくとよいでしょう。
足の置き場も重要です。
足底を全面接地させておくと、落ち着いた印象を与えることができます。
人は、動くものに注視する習性があります。
面接中は、不用意な動きはしない方がよいでしょう。
次に、話し方です。
これはそんなに硬く考えなくてokです。
大前提として、元気が重要になります。
はっきりと大きく話しましょう。
表情も明るい方がよいでしょう。
就職する先は病院です。
病に伏した患者さんを相手に仕事をしますので、
学生の外見部分はある程度考慮されます。
では、内容についても触れていきます。
- 目的は明確に
- なぜこの病院に入りたいのか
- 入った後にどうなるビジョンをもっているのか
- PTとしてどんな成長を思い描いているか
採用者側から質問が来やすい事項になります。
起承転結を意識して話をすると、しっかりまとまった考えを持っているなと
好印象を与えることができるでしょう。
面接における最重要ポイントとしては、一緒に働きたいか
これに尽きると思います。
私個人の意見としては、成績とかは正直見ません(笑)
まとめ
ここまで、面接における注意点をお伝えしました。
面接の流れは
- エントリー
- 事前チェック
- 面接
- 面接後検討
- 採用・非採用通知
- 学科試験や小論文がある場合もある
面接の注意点は
- 座り方
- 話し方
- 話す内容
それぞれ理解をして、面接に挑みましょう。
採用側は、よりよい人材の発掘を目指しています。
でも無理に合わせなくていいんです。
自然体でいきましょう。
そうすることで、自分に合った職場に巡り合えるものかもしれません。
みなさんの就職活動がうまくいくことを祈っています。
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